狩野探幽の障壁画をデジタル再製 京都・一休寺(産経新聞)

 江戸時代前期の狩野派を代表する絵師、狩野探幽(1602〜74)が描いた水墨画の襖絵を中心に、京都府京田辺市の酬恩庵一休寺にある計47面の障壁画がデジタル技術を使って再製され15日、報道陣に公開された。

 障壁画は、国の重文で寺の法要の場「方丈」にあり、襖(ふすま)絵43面を探幽が手がけ、探幽の流れをくむ江戸時代後期の絵師、原在中(1750〜1837)が壁画4面を描いた。

 劣化したため寺が大手印刷会社に依頼。スキャナーで画像入力し、傷やシミの形跡をとどめるよう配慮しながら襖の汚れや変色に修正を加えることで、絵の立体感がよみがえった。

 今後、原本は寺の宝物殿に保存し、拝観者にはデジタル再製画を鑑賞してもらう。田辺宗一住職(60)は「これまで絵に亀裂が入ったりして保管に苦慮していたが、安心した」と話している。

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